顔面神経麻痺でお困りの方へ

顔面神経麻痺でお困りの方へ

顔面神経麻痺とは、その名の通りある日突然、顔に麻痺が起こる病気です。なかなか改善が難しいと言われており、中には入院される方もいらっしゃいます。ご存知の方は少ないですが、顔面神経麻痺は鍼灸適応疾患なんです。症状が現れてから直ぐに来院された方の中には2週間程で良くなられた方もいらっしゃいます。今日はそんな「顔面神経麻痺」についてお話します。

顔面神経麻痺とは

顔面神経麻痺でお困りの方へ

顔面神経麻痺は左右どちらかに起こります。主に顔の筋肉を動かす顔面神経が麻痺してしまう為、顔を思うように動かすことが難しくなります。 主な症状は、目を閉じることが出来ない、目が充血して涙が出る、眉を上げることが出来ない 、口角が下がる、食べ物や飲み物が口からこぼれる、麻痺側の舌の味覚が無くなる方や涙が出なくなる方もいます。 生活に支障が出ますし、見た目も変わるため強いストレスを感じやすい病気とも言えます。

西洋医学でみる

西洋医学では、原因がはっきり分からないベル麻痺と診断されるケースやヘルペスや帯状疱疹などのウイルスが原因と診断されるケースが多いです。 また、治療法はステロイド剤や抗ウイルス薬の投与が一般的ですが当院に来られる患者さんをみていると、薬ではなかなか完治しづらいというのが印象です。

東洋医学でみる

顔面神経麻痺でお困りの方へ

東洋医学では、風邪(ふうじゃ)や寒邪(かんじゃ)といった邪気が身体に入ると、肺が司る皮膚が麻痺を起こし、すると皮膚の下にある筋肉の動きも低下してしまい顔面神経麻痺が起こると考えます。 また顔面神経麻痺の方の中には、元々肺や肝が弱い方も少なくありません。そのような方は肺の弱りから皮膚の動きが悪くなり、肝の弱りから筋肉の動きが悪くなるため顔面神経麻痺の症状が出ると考えます。
※風邪・寒邪 体の外から入ってきて様々な悪さをする気の事。冬の冷たい風に当たったりクーラーに当たる事で入ってくるとされています。

肺・肝が弱い方の特徴

  • 肌が弱い
  • アレルギー体質
  • 首肩こり
  • 冷え性
  • 風邪を引きやすい
  • 足がつる
  • 寝つきが悪い又は眠りが浅い
  • 生理不順や生理痛がある

とにかく首を冷やさない!

首の後ろには風門(ふうもん)というツボがあり、風邪や寒邪といった邪気はそこから入ってくることが多いとされています。その為、首周りはストールやマフラーで冷たい空気に当たらないように気を付けたり、夏場でもクーラーには要注意です。 また、発症して間もない頃であれば入ってきてしまった邪を払う為に葛根湯も有効です。

顔面神経麻痺を改善するために!

当院では、顔面神経麻痺の患者様も顔だけではなくお身体全体を診て全身治療をしていきます。なぜなら、根本原因の治療無しには症状の改善は見込めないと考えるからです。 個人差はありますが、早い方で2週間、長い方で半年程で多くの方が改善されます。 顔面神経麻痺でお困りの方は、ぜひ1度当院にご相談ください。

はりきゅう治療院malie
高橋葉月